幾何公差の記号一覧

JIS B 0021 : 1998 (ISO/DIS1101 : 1996) 表1から抜粋

公差の種類特性記号データム指示内容
形状公差真直度記号どれだけ真っ直ぐであるべきか指定。
面全体ではなく、直線要素に対する真っ直ぐさを規制します。
平面度記号どれだけ平らな面であるべきか指定。
平面内での反りや凹凸を規制します。
真円度記号どれだけ正確な円形であるべきか指定。
断面内の円形状を規制します。
円筒度記号どれだけ正確な円筒形であるべきか指定。
円筒形体の任意の断面における円形状と円筒面の全体の歪みを規制します。
線の輪郭度記号断面内での線分が意図どおりの形状になるよう、輪郭線の歪みを指定。
断面内での輪郭線の歪みを規制します。
面の輪郭度記号面が意図どおりの形状になるよう、輪郭面の歪みを指定。
面内での輪郭面の歪みを指定します。
姿勢公差平行度記号基準となる平面や直線に対してどれだけ平行であるべきか指定。
2つの直線や平面の平行性を規制します。
直角度記号基準となる平面や直線に対してどれだけ直角であるべきか指定。
2つの直線や平面の直角性を規制します。
傾斜度記号基準となる平面や直線に対してどれだけ指定の角度であるべきか指定。
平行や直角以外の、2つの直線や平面の傾きを規制します。
位置公差位置度記号要・否基準に対してどれだけ正確な位置にあるべきか指定。
点や線、中心軸や中心面のほか、平面の位置を規制します。
同心度(中心点に対して)記号基準に対して同軸な円筒軸がどれだけ同軸であるべきか指定。
2つの円筒軸の同軸性を規制します。
同軸度(軸線に対して)記号基準に対して同心な円筒中心がどれだけ同心であるべきか指定。
2つの円筒中心のズレを規制します。
対称度記号基準に対して対称形体の中心がどれだけ正確な位置にあるべきか指定。
基準となる平面や直線に対して、対称形体の中心位置のズレや傾きを規制します。
線の輪郭度記号基準に対して輪郭線がどれだけ正確な位置にあるべきか指定。
基準からの正確な位置に対して、輪郭線のズレや傾きを規制します。
面の輪郭度記号基準に対して輪郭面がどれだけ正確な位置にあるべきか指定。
基準からの正確な位置に対して、輪郭面のズレや傾きを規制します。
振れ公差円周振れ記号基準に対して部品を回転させた際の任意の円周上での振れを指定。
基本的に回転体に対して適用され、回転時の任意の円周上での振れを規制します。
全振れ記号基準に対して部品を回転させた際の表面全体の振れを指定。
基本的に回転体に対して適用され、回転時の形体面全体での振れを規制します。